パパもやってるじゃーん

 パスタを夕食に食べていたときのこと。スープパスタだったので、スプーンとフォークを使って食べていたのですが、それをまねしたYu,スプーンとフォークで麺を頭のてっぺんの高さまで持っていってから、口に運びます。何で?と思って"麺はそんな風に遊んで食べちゃダメだよ"と諭します。
 その直後、Tkを見たYuが”パパもやってるじゃーん!"とニヤニヤしながら言います。エ?とびっくりして自分のやっていることを見ると、Tkが麺を食べるときは、麺をスプーンとフォークで持ち上げながら巻き、それから口の高さまで持っていって食べていたのです。そう、Yuは完全にTkのコピーをしていた。違ったのは口の高さか、頭の上までもって行ったかが違うだけだったのです。あぁぁ確かにやってる。そう、子供から見たら同じです。
 子供はよーく、特に父親のやることを見て、一生懸命まねをしようとします。特に父親は普段いませんから、数少ない晩御飯のときの挙動は興味津々のようで、ちょっとしたことでもまねをされます。もちろん、その後高さの違いについて説明して、多分納得してもらえたと思いますが、まさかパパもやってるじゃーんと言われるとは思わなかったので、虚を突かれたような思いでした。
 そういえば、自分も子供の頃、親父が朝ごはんのパンを正方形の上の二つの角からかぶりついているのを見て、まねをして食べたのを思い出します。コーヒーを飲んでいれば、自分も飲んでみたいし、なにかちょっとでも特別なことをしていれば、自分もやってみようと思うのが子供かもしれません。