ハロウィンかぼちゃ そしてお菓子

 TmとYuは、週のうち何日かは色々とイベントがあるようです。Story Timeという絵本の読み聞かせをする会とか、アートクラスで子供達に工作をさせてくれたり、International Wives Clubという集まりでおしゃべりをしたり、何か作ったり。昨日はハロウィンが近いということもあって、かぼちゃをくりぬいてハロウィンのあの実物を作ってきました。かぼちゃは硬いからさぞ大変だったろうと思ったら、西洋のかぼちゃは結構中は柔らかいそうです。Yuも楽しそうにかぼちゃをくりぬいたことを話してくれました。

 あちこちの集まりに顔を出すと、いろんな人に出会います。友達になって頻繁に会う人もいれば、その時だけ顔を合わす人もいます。それぞれの文化や年齢によって子供に対する接し方も大分違うようです。
 そんな中で人によって大きく違うなと思うことの一つは、子供に与える食べ物に対する感覚です。どうしても子供がいると、手っ取り早くコミュニケーションをとるためか、やたらと食べ物を与えたがる人が時々います。大抵、それはチョコレートだったり、お菓子だったりすることが多いのですが、結構これは危険な行為だと感じます。
 TkもTmも他の子供に何かをあげるときは必ずその親に話をして了解をもらってからにするようにしています。そうでないと、子供にアレルギーがある場合、取り返しがつかないことになるからです。実際Tkの知り合いの子供はナッツ系のアレルギーがあるので、お菓子も食事も大分制限されます。そういう人は、チョコレートを食べるにもナッツが入っていないかチェックする必要がありますし、下手に人に与えてほしくないわけです。そういうことを知らない人が、アレルギーのある子供にアッというまにUnknownなお菓子を与えてしまって、何が入っていたのか分らずに困ることもありえるのです。
 もう一つは、余計なお菓子を子供に与えられてしまうと、他の食事のルーチンが狂う事もあげられます。なるべく規則正しく生活しようとしているのに、軽い気持ちで甘いものをあたられてしまうと、子供もそっちのほうに誘われてしまい、晩御飯を食べてくれなくなってしまうわけです。アメリカでの食べ物の分量に対する感覚は特に日本とは違うのも注意しなくてはなりません。
 こういうことは、やっぱり子供を持って初めて気づくわけで、私自身も今まではそれほどちゃんと考えたことはありませんでした。今親でいるから考えることなのだと思います。
 とはいえ、色んな親御さんがいて、中には一日中子供が手に届くところにお菓子を必ず置いておく人がいたり、子供がほしがるままにチョコレートをあげていたりする人もいます。色んな人がいる分、流されずに自分を持つことの大切さを感じます。