規模が違う

 よく利用する近所の中華系グロッサリーHの息子さんが結婚されるそうで、店主のお母さんとお話をしました。お母さんと言うよりお姉さん、という印象のするMさん、実は日本の横浜中華街で育ったそうで、日本語ぺらぺら。その後渡米して、ずっとこの街に住んでいるそうなんですが、日本語ぺらぺらの人が中華系スーパーにいるのは日本人としては親近感があり、助かります。小さいながらもいい品をそろえているこのお店は、色んなアジア系の人たちがよく出入りします。
 その息子さんの結婚式、NYシティで行われるそうなんですが、なんとその規模、一般家庭がやる、日本の大きい披露宴の比ではありません。下手な芸能人よりも規模が大きいかもしれない。10人座れる中国の円卓が50個使われる規模の披露宴なんだそうです。単純計算で実に500人。1卓に8人しか座らなかったとしても400人です。華僑の人たちは人脈を大切にして商売を助け合ってやっているようなので、多分ご結婚される本人達も会ったことがないような、ご両親のビジネス関係の人が多く出席されるのでしょう。それにしても500人の披露宴ってスゲー。
 招待状を見せてもらったんですが、伝統的な中国の披露宴は、おじいさんとおばあさんが招待状を送る形になっていました。両方の祖父、祖母の名前の下にご両親の名前がありました。家の制度がしっかりと残っているのかもしれません。それにしても、規模が違う。