友達探し

 TmとYuは色々と友達とイベントを考えてやっているようです。今住んでいるアパートは子供が少ないので、自分で工夫して友達を作らないと遊ぶ相手もいないので、Tmが努力して輪を広げている様子。その姿勢には頭が下がります。Tmがやっているのは、同じアパートに住む子どもたちを集めて一緒に遊べる環境を作ること。
 アパートの敷地で赤ちゃんを抱っこして歩いているお母さんを見つけては声を掛けて、徐々にママ友達を増やしています。今では月に2回ほどお母さんとの集まる会をもって子供達を遊ばせたり、お母さん達の情報交換をしています。
 私達が住むアパートは留学生、大学院生用のアパートなので、人種も色々。それぞれ文化が違ったり、考え方が違ったりしますし、同じ人種や民族はやっぱり固まってしまうもの。日本人はほとんどいないので、友達を作るのも大変ですし、ましてや子供にとっては遊び相手を探すのが大変です。そんなYuをみてTmも友達の輪を広げていっているのです。幸いYuは社交的で、人見知りをあまりしないので、いろんな人に憶えて貰って、いまではアパートを歩くたびに友達と遊んだり、話をしたりしています。子供にとっては言葉は要りませんから、目と目のコンタクト、心の通じ合いだけで直ぐに友達になれているようです。
 そんな風にローカルでつながりを構築してきてはいるのですが、子供の絶対人数が少ないから保育園に日中子供を預けることにした家族も出てきたり、あとは子供が多く住むアパートに引っ越してしまうケースもあります。折角日中遊べそうな同年齢の友達ができてきたのに、残念です。今はいい季節で外を気軽に歩けますが、この町は冬になると雪に埋もれますから、どんなにがんばっても子供が気軽に遊べる環境を作るのは難しいのです。子供の絶対人数が多いアパートであれば、冬でも遊び相手を探すのに苦労せず、そういうアパートに引越するのは確かに確実です。保育園に子供を通わせるのも、友達作りにはいい手段ですが、1歳という年齢を考えると、早い気もします。
 Yuの友達を身近に作ってあげるには、どうするのが一番いいのか、あれこれと考える日々です。