”フルー”感覚の違い

 日本では感染報告がある国から成田空港に降り立った飛行機がことごとく検疫されているそうですね。長旅でへとへとの上に何時間も待たされて、挙句の果てには感染の疑いありって全国誌で報道されることんある。で、結局違ったり。例の豚インフルエンザ*1(Swine flu)について、報道ではどれくらい正確に伝えられているのか疑問です。やたらと危険性を煽っているだけではないかと感じます。
 さて、アメリカではSwine fluの感染例が大体郡に一人の割合で報告されています。私がいる郡でも一人感染者がいるそうです。アメリカ人に”SwineFlu,ドウ思う?”と聞いてみたところ、”全米で100人とかしか感染者いないんだから、たいしたことないんじゃね?”との答え。1万人以上の死亡者が出るような事態になったら、危険との認識が産まれるようですが、この程度だとそれほど危機感はない様子。まあ、そんな事態になってからあわてても遅いんですけど。ともあれ、感染者がいる国でもこの程度です。
 日本ではどんな感じなんでしょうね?アメリカ人のこの感覚、日本とは大分違うように思います。一つは国土が広くて人口密度が低いことがあげられるでしょうね。一日生活していても田舎では会う人間は非常に少ないですが、日本だとちょっと駅のほうに行くと何百人もの人にすれ違いますから、一旦広がった伝染病を食い止めるのは難しいのでしょう。どちらがいいのかは分りませんが、感覚の違いは結構大きいですね。

*1:変な略称の仕方は気持ち悪いのでしません。