Booon!

 先週の金曜日は月に2回ある大東流の稽古に参加してきました。結構ためになりますが、合気道合気柔術の教え方やコンセプトが微妙に違って、合気道で経験がある程度あっても、合気柔術のクラスに参加すると思った以上にうまくできないことがあります。もちろん共通点も多いので、直ぐにできる動きもたくさんあるのですが。
 基本的に相手とコンタクトを取る瞬間に崩すということを重点的に稽古しています。そしてうまくいけば相手が吹っ飛ぶようになる。合気揚げと合気下げを基本にして技をかけるのですが、体の動きは腰を波打つように動かして円運動を作りだすことで相手を崩します。(所詮数回の稽古に参加しただけなので正しくないかもしれませんがあしからず。)
 面白いなと感じるのは、大東流合気柔術の稽古では教えてくれているアメリカ人の先生が、技の説明のときに合気道ではあまり使わない表現をよく聞くことです。相手を崩して投げるときに"Booon!" と。確かにうまく崩れるとそんな風に感じるんですが、よりアグレッシブに吹っ飛ばす、というイメージで稽古しているからなのかもしれません。そしてしっかりとどめも指します。そういえば合気道では止めをさすってことはあまり強調しません。長年合気道だけを稽古してきてこういう表現を聞くと、不思議な感じもしますが、もしかしたらこれはアメリカ人特有の感覚のなのかもしれません。定かではありませんが。