アメリカの大学院入試

　アメリカの大学院に入学するには、GRE（Graduate Record Examination）という全国共通のテストを受ける必要があります。GREテストは、日本で言うところの、大学入試のセンターテストのようなものだと説明すればわかるかと思います。大学によってGREで何点以上とらなくてはならないという基準があるようで、年に何回かあるGREのテストのために大学院を受ける人は勉強しているようです。GREのテストのためのプライベートのクラスもあるようで、その広告もときどき見かけます。安い料金で、勉強会に参加できるようです。
　日本では大学入試はシステムが比較的はっきりしていて（最近はA/O入試など新しい制度が入ってきているので、多様化しすぎている気もしますが）入試を受ける人は何を勉強すればいいのかわかりやすいですが、大学院入試を受ける人たちはそれに比べて面倒のような気がします。というのも、日本での大学院入試は、大学院によってやり方がまちまちで、共通のテストもなければ採点の配分も色々ですから、複数の大学院を受ける人は、大学院ごとの入試の勉強をしなくてはなりません。それに対してGREのようなテストを受けさえすればよいということになれば、わかりやすくなるように思います。