赤ちゃんの学習と授乳のコントロール

赤ちゃんは本能的に楽な方を選んでいくそうですが、最近のYuもミルクを飲むことに関しては賢い怠け者になりつつあります。

Yuは母乳とボトルでのミルクを併用してあげてなくてはいけなかったので、一日2回ミルクを飲むようにしていました。やはりボトルの方が吸引しやすいようで、はじめは母乳も一生懸命吸っていたものの、最近は吸いにくい母乳は怠けるようになって、吸いやすいボトルでの授乳はゴクゴクと、母乳との飲み方に差を付けるようになって来ていました。

とにかくミルクを飲んでくれる方がいいのでボトルで飲めるだけあげるようにしていたのですが、母乳での摂取量がどんどん少なくなっているように思い、小児科の先生に相談することにしました。小児科の先生から、母乳で育てる方針ならば、授乳をする前にYuのおなかをしっかり空かせておき、空腹の状態で母乳を与えればゴクゴク飲むようになると、アドバイスを頂きました。

病院から帰って来てから、アドバイス通りにYuへ授乳する時間をコントロールしながら母乳を与えると、上手く飲んでくれるようになりました。まるで小児科医のアドバイスをYuが聞いていたかのように、私たちの望んだ通り母乳をアグレッシブに飲んでいます。

赤ちゃんといえども、自分にとって楽な方法を学習していくのだということを知りました。言葉もしゃべれず、手足がまだ発達していない赤ちゃんにとっては、与えられるミルクから、体力を使わず、効率的に栄養を摂取することが生存するために必要なことなのでしょうね。この、まだ本能のまま生きている赤ん坊と、親との頭脳戦が育児というものなのかも知れません。