幸せは人それぞれ

 今週は週のほとんどが出張で出ずっぱりです。いつも顔を合わしている同僚以外の同じ分野の人と話ができるのは活力になりますが、出費がかさむのが悩ましい。毎日外食ですし。ただ、情報収集と人脈を維持するには、こういうことも必要になります。コンスタントに外に出て仕事の進捗を紹介することで、存在感も多少なりとも出せるでしょうし。

 同じ業界に何年もいると顔なじみも増えるんですが、徐々に皆さん年も取ります。自分もその分年を取っているんですが、昔お世話になった先生が年を取ってそろそろ定年が近くなったり、年齢による悩みだったり、衰えだったり、そんなところが目に付くようにもなります。20代の時はそんなことみじんも気にならなかったのに不思議です。

 研究者もいろいろな人がいて、スター的な存在になっていった人もいれば、ほどほどの人もいて、ただ何がその人にとって幸せなのかは正直、人それぞれ。細くとも長く、やりたい研究を、自分が主導して続けていけている人がおそらく一番幸せなんだと思います。あとは、家庭が円満で幸福感を感じながら仕事をしている人はハッピーでしょうね。

 スター選手でもアウトプットを出さなくてはいけないことにストレスを感じながら仕事をするよりも、スター選手でなくともストレスがあまりなく仕事が自分のペースでできるほうが幸せ。その人の能力に応じて。