ついでに中国人の話

アメリカに留学してくる人たちで、もっとも人数が多いのが中国人です。そりゃものすごい多い。Tkが働いている大学では大体半数近い大学院生が中国本土から来た中国人ですし、学部生にも多くの留学生がきているようです。大学の運営そのものに中国人が影響していると言っても過言ではないかもしれません。多分、州立大や他の大学に行くと事情は違ってくるのでしょうが、他の国と比べれば多いのは歴然としています。多分次に多いのがインド。インド人も、中国人ほどではないにしても結構います。日本人はほとんどいません、残念ながら。最近の日本の内向的な思考を鑑みても仕方がないことかもしれません。

 中国人の多さ、これは例えば大学のシャトルバスに乗ると8割がた中国人が乗ってくるので、耳に入ってくる会話もほとんど中国語、アメリカにいながら中国にいるような錯覚を覚えるほどです。なんでこんなに中国人がいるのか不思議なくらいいます。

 昨日そんな話を中国人としていたんですが、留学生が多いのは一つにはリッチになったからというのも一因のようです。例えば、中国でいい大学に入れない学生は、親がお金さえあればアメリカの中の上くらいのランクの大学に高い学費を払って送り込むんだそうです。アメリカの私立大学なら、学費は大体3-4万ドル、日本円にすると年間300-400万円ですから、中国の大学(多分国立大学)の学費の約十倍するんだそうです。それくらい何てことないくらいの経済力がある人が多くなってきているんだそうです。

 そういえば、大学院生&ポスドク用のこのアパートに停まっている車には、ここ数年ベンツやら、ポルシェ、BMWといった高級車を見かけるようになってきています。多分この状況は中国が経済的に豊かである限り続くのでしょうね。常に身近に中国人を感じるこのごろです。