少しずつ、すこしずつ

じーちゃんばーちゃんたちと手紙をやり取りするようになってから、Yuは少しずつですが、ひらがなに興味を持ち始めたようです。はじめはTmが点線でかいたガイドに沿ってひらがなをなぞっていましたが、最近は少し自信がついたのか、自発的にお手本を真似てかけるようになりました。まだ50音順を暗記したりするところまでは到底行きませんが、興味を持って、書こうとおもうモチベーションが湧いてきたことにオヤジとしてはうれしい。
今朝は、Tkの名前を書いて見せてくれました。思わず嬉しくなるもんですね。

観察していると、やっぱりひらがなを書くのはアルファベットを書くよりも格段にむずかしいことがわかります。アルファベットに比べて、基本的に曲線が多いんですね。しかも、方向の違う曲線が一つの文字の中に二つ以上含まれます。たとえば、”C”や”D”は曲線といっても半円を1度描けば書けますし、文字自体も二筆程度で書き終えることができます。それに対してひらがなは2周筆を廻さなくてはならない文字が多い。”お”は上から下に線を書いた後、左に方向転換し、ぐるっと時計回りの曲線を描きますが、感覚的に二つの半円を描くような感じになります。”あ”や”め”だって同様です。筆の方向転換を、曲線を描くところで2回以上必要になってきます。

そして、とても似た字があります。”す”を書くと”お”に見えますし、”め”と”ぬ”なんて殆ど一緒です。あと”ね”も。”ね”と”わ”はにているし、そういえば”め”と”あ”だって殆ど変わりません。私自身もひらがなを憶えた手の頃は”は”と”ま”の区別がつかなくて困った記憶があります。50音順表ではとなりどうしですし。アルファベットでも似たような文字はありますが、ひらがなのほうが似ているような気がします。これも憶えてしまえば、なんでわからないの?ってことになるんですが、子供にとっては、どれもこれも区別がしにくいし、曲線を上手にかけるようになるにはある程度時間がかかります。

でもこれは、逆に捉えれば、ひらがなが上手に書けるようになれば、文字を書くのも結構楽になるんでしょうね。手の使い方、コントロールがやりやすくなるという点で。

まずは自分の名前、そして身近な人の名前をかけるようになれば、あとはおのずとついてくると思いますが、どうなるでしょう。