いたずらボウズ

 最近Yuも4歳になり、知恵がついてきています。最近は都合の悪いことは嘘をつくこともあるし(ただし、直ぐにばれるけど)、いたずらをすることが増えてきています。子供のいたずらって、抑えきれない好奇心からきているものだということが彼を見ていると良く分ります。大人から見れば何の脈絡もない、後片付けが大変なだけのいたずらなんですが、彼にしてみれば何かの実験だったり、なにかのゴッコ遊びの一環だったり、正しいと思ってやっていたことだったりするのが面白い。ダメなことはダメなんですが、いたずら盛りの年齢は、いたずらをさせてやりたいと思っています。触られたくないものは大人が気をつけて手の届かないところに置くようにしないと。

 面白いもので、1,2歳の時にはコミュニケーションが取れなくて、ある意味別な生き物のようだった子供が、4歳になればかなり論理的に物事を説明するようになったり、自分の考えを言ってくれるようになって、段々と距離感が変わってきています。頑なすぎて扱いが大変なときもあるけれど、今はとても一緒にいてたのしいよ、お父さんは。

 最近は何故か母親よりも父親のほうがよくコピーされます。一挙手一投足横目で観察しているらしく、直ぐにコピーされます。特に食事の癖はわざと真似をしているようで、Yuの行動を見てあわててこちらのほうが姿勢を正したりすることもよくあります。どうも以前に話したこともちゃんと憶えているらしく、あの時オトウサンはこういったよね、とか、忘れた頃に過去の発言をリピートされたりすることがあります。大抵腹が立つような単語を発するときは、父親がどこかで一度でも発した言葉である率が高い気がします。

 まだうまく言葉が喋れない時期、子供が何を考えているのかわからないせいで、親のほうが接し方が分らないものですが、そういう時期に親は、子供が考えている事を想像することも大事なんだって事が、少し成長してきた今は余計にわかります。過去のことは現在に確実に効いて来ますから。そう、ボディーブローのように。これは多分普遍的なもので、今子供にどう接するかで2,3年後影響してくるだろうし、その後もそうやって続いていくんでしょうね。まあ、究極的にはどんな人間関係でも同じかもしれないけれど、0-20歳くらいまではそれが顕著なのかもしれない。