中世とかわらんなぁ

 証拠隠滅のために生き埋めの可能性を無視して穴掘って埋めたり、遺族を金で黙らせようとしたり、やっていることは中世から変わらないなぁ。日本も含めて他の国の政府も大なり小なり汚い手を使うけれど、中国のはあからさま過ぎて驚きます。日本政府だって、原発の事故に関してまだまだ隠していることはあるだろうし、JR西日本脱線事故にしても幕引きを早くしようとしていましたから、分りやすさの違いでしかないのかもしれませんが。

列車事故で中国が高額賠償金、早期幕引き図る?

 【温州(中国浙江省)=比嘉清太】当地で23日に起きた高速鉄道の追突、脱線事故で、中国当局は26日、犠牲者の遺族に高額の賠償金を提示した。
 迅速な賠償金提示には遺族の不満を封じ込め、早期の幕引きを図る狙いがあるとみられる。
 新華社電によると、遺族の1人は26日、鉄道事故の補償限度額の3倍に当たる50万元(約600万円)の賠償金で合意した。ほかの遺族に対する交渉も早急に進めるとみられ、中国紙記者は「カネで口封じをしている」と指摘した。
 事故で亡くなった乗客の遺族の間では、「復旧が優先され救助活動が拙速に打ち切られた」との憤まんが渦巻いており、遺族の一部は25日夜、温州の地元当局庁舎前で道路を封鎖する抗議活動を行った。当局は、抗議拡大を防ごうと神経をとがらせており、26日は火葬場に警官30人を配置し、遺族の動向を監視した。
(2011年7月26日21時14分 読売新聞)

それで、その後掘り出し。このNHKの記事、前半部分の日本語(太字)が明らかにおかしい。結局何が言いたいのか分らない文章です。そして、中国がやっていることも何がなんだか分りません。

中国 埋めた車両を掘り出す
7月26日 12時3分
 中国で起きた高速鉄道の事故で、現場の高架下の地中に埋められていた車両が26日、掘り出され、事故原因の隠蔽が目的ではないかという批判もあるなか、鉄道当局としては、こうした批判をかわし、原因究明を重視しているという姿勢を示すねらいもあるとみられます。

 この事故は、今月23日に中国東部の浙江省温州で、線路上に停車していた高速鉄道の列車に後続の列車が追突し、脱線、転落したもので、死者の数は39人に上っています。事故現場では、追突して高架下に落下した列車の先頭車両が地中に埋められていましたが、中国の鉄道当局は26日、この車両を掘り出しました。掘り出された車両はシートにくるまれ、大型トレーラーでおよそ7キロ離れた温州西駅の敷地に移す作業が行われています。高架下には、このほかに5両の車両が残されていましたが、これらも同様に移送され、中国中央テレビなどによりますと、今後、詳しい調査が行われる予定だということです。駅の敷地では警察官が報道関係者を排除し、当局が神経をとがらせていることをうかがわせています。事故を起こした車両が埋められたことについては、事故原因の隠蔽が目的ではないかという批判もあり、鉄道当局としては、こうした批判をかわし、原因究明を重視しているという姿勢を示すねらいもあるとみられます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110726/t10014458101000.html