Easter Dinnerとアブナイ話

 昨日はLarry宅にEaster Dinnerに呼ばれてきました。彼らの子供たちとYuとでEgg huntを楽しんで、その後食事。Larryの同僚の台湾人と、コンゴから亡命してきている人も一緒に過ごしました。食事前には、引いたカードに書いてある文字を絵で説明して、それを当てるゲームを楽しむ。結構色んなボードゲームを持っていて、なかでもこれは彼らのお気に入りみたいです。そういえば以前にもやりましたね。
 食事とワインをいただいた後の話題は、日本の地震と、原発の事故の状況の話。原発の状況が不安定な中で、日本政府は情報を隠蔽しているのが信じられない!という話に尽きました。お隣の国からきている台湾人も、結構詳しく状況をチェックしているらしく、昨日いたメンバーはみな原発の状況が良くなっていない事を憂えていました。
 その後は台湾人に、台湾と中国の関係が今後どうなるかという、聞くのをためらわれるような危ない話題へ。台湾の現総統(馬英九)は親中国派で、は中国のマーケットの恩恵を受けたいという思惑なんじゃないかと、台湾国民は見ているようです。現総統は統一してもいいんじゃねーの?という雰囲気を出しているようですが、国民の多くは統一には賛成していないとも。
 今は台湾-中国の関係は過渡期に来ているのかもしれません。元々馬総統は香港生まれなんだそうで、中国本土から来た人(外省人)という位置づけですが、今の多くの国民は台湾で生まれた台湾人です。政治家達、年寄り世代の間では中国への親近感はあるのにたいして、若い人たちは台湾は台湾という意識が強いようで、意識の違いが世代間であるようです。もう10-20年経って、今の若い世代が実験を握るようになったら、政治的状況も変わってくるのかもね、という話に落ち着きました。
 アメリカにも中国人はたっくさん住んでいますが、この2国間の関係についてはとてもじゃないけれど本人達に触れるような話題ではありません。政治的にはかなり敏感にならざるを得ない話ですから。直接台湾の人からこういう話を聴けるのは貴重でした。