そうか、残念

 昨年、首相の一声で急遽増額された科学技術予算は、実は増額じゃなくて、今までカウントされていなかった他の予算(人文科学分野への運営交付金)を科学技術予算の枠内に入れて、あたかも増額されたようにしただけだったんだ、らしいです。

 そっか、残念。。。

衆院予算委■【甘利篇】菅総理「科学技術予算を増額した!」の真相
http://wellbetogether.iza.ne.jp/blog/entry/2137043/

甘利議員>いいですか!
今までですねぇ、国立大学運営交付金、これ、人文科学・・・
これ、何かって言うとですねぇ、要するに、経済学部とか法学部の金ですよ、ね!
これってね、科学技術予算には入れないんですよ。今まで一回も入れたことないはずですよ。
今回、この金を1200億入れて、そして、「科学技術予算が膨らんだ」と仰ってるんですよ、総理は。
こういうの、何て言うんですか?世間では。え?

甘利議員>膨らませた、いいですよ、もう時間ないんだから。
膨らませたように見せて、「我々は科学技術に、こんなに力を入れてます」。
去年は入れてなかったのに、今年は入れて、文科系の予算を入れて、ね?

これは年末の記事。確かノーベル賞受賞者が首相を表敬訪問して褒め称えていたはずです。
つーか、騙しあいなんですね。アホらしい。

科学技術 首相の一声で一転増額
2010/12/25付日本経済新聞 朝刊
 科学技術予算の主要部分である「科学技術振興費」は増額が決まった。菅直人首相が22日夜に「科学技術を重視しており、わがままを言わせてもらいたい」と発言したのを受けた措置。前年度当初比で減額する方向で調整が進んでいたが、一転して1兆3352億円と2年ぶりの増額で決着した。10年度補正予算で前倒し実施された1108億円も含めれば、1兆4460億円と過去最高になる。