名付け

 最近、韓国人の同僚に子どもが生まれたんですが、名付けの話をしていて驚いた事がありました。それで、アジア人がアメリカで子どもをもうけたときの名付けの仕方について比較してみます。

 アメリカで子どもが生まれると、親がどの国籍であっても子どもにアメリカ国籍を申請することができます。アメリかでの名前はファーストネーム、ミドルネーム、ファミリーネームの3種類の名前を付けることになりますが、ミドルネームは省くこともできます。ミドルネームを付ける文化がない国の人がアメリかで子どもを産んだ場合、ミドルネームを付けなくてもいいのですが、実際は結構な人が付けているようです。


 中国人の場合

 もともと中国語の発音は中国人以外には発音し難いせいか、子どもが生まれると英語名を付ける人が多いように思います。中国で生まれて、大人になってアメリカに渡って来た人は中国名を使っています。


 台湾人の場合

 子どもについては中国人と同様で、英語名しか付けない人が多いように思います。面白いのは、台湾人に関しては、大人になってから渡米して来た人でも自分のことを英名で紹介します。この名前は非公式に使っているようです。つまり、自称。中国人だと思って自己紹介をし合ったら名前がヘレンだったとか、スティーブだったとかってことは結構あります。


 香港人の場合

 正確に言うと今は中国人ですが、香港から来た人は中国人とちょっと違います。名前は彼らはもともと中国名と英名の両方を生まれながらにしてもっているそうです。アメリカでは英語名を使っている人を見掛けます。


 韓国人の場合

 韓国人も、台湾人と似ていて、大人になってから渡米して来た人のうち、何割かは英語名を自称しています。韓国名も発音しずらいというのが理由かも知れません。子どもの名前に関しては、多くの韓国人がファーストネームを英語名にして、ミドルネームを韓国名にしているようです。これは自称ではなく、アメリカの国籍にそう明記されるように申請しているようです。例えば、ジョナサン(ファーストネーム), サムスン(ミドルネーム)、キム(ファミリーネーム)みたいなならびになります。


 日本人の場合、
 
 日本人は基本的に日本国籍をベースにしているようです。日本から渡米して来た人は多くの人が日本名を使いますし、自分のことをファーストネームではなく、ファミリーネームで紹介している人もたまに見掛けます。子どもが生まれるとミドルネームを付ける多いと思いますが、なんて名前をつければいいか悩ましいところです。ファーストネームは日本名が多いようで、太郎、ジョナサン、山田みたいになります。日本国籍はミドルネームは付けられないので、山田太郎、となるはずです。どうしてもミドルネームを付けたい場合は、山田 ジョナサン太郎 みたいな名前にできたと思います。ちょっと変ですけどね。


 国によって名付け方は色々違うんだなーと思いました。