脱げるようになる

 ズボンは自分で脱げるようになっていたYuですが、最近シャツも脱げるようになりました。幼児は頭が大きいので、特にシャツを脱ぐのは大変な様子。でも教え方次第で、直ぐに脱げるようになります。
 以前ズボンの脱ぎ方を教えたときにとった方法は、まず前側をずりおろすように教えます。それだけだとお尻側にズボンが引っかかってそれ以上下に行ってくれないので、ズボンが中途半端に下ろされた状態で、今度はお尻側をずり下ろすように教えると、お尻の引っ掛かりが取れて、スンナリ脱げるようになります。この要領は直ぐに憶えられたらしく、今ではズボンは簡単に自分で脱ぐことができます。
 シャツは始めはちょっと面倒です。始めに教えた方法は、シャツの下側をX状に交差させた両手でめくって、万歳のようにして脱ぐやりかたを教えたのですが、子供は手も短いし、万歳ポーズをとっても頭が引っかかってしまい、自ら罠に嵌ったようになってしまいました。数日前に、教え方を変えることにしました。今度の方法では、まずシャツの前側の襟元をつかませて上に引っ張ります。頭がほぼ完全にシャツで隠れた状態で、今度は後ろ側の襟首を掴んで前に引っ張らせます。するとシャツはするっと前に脱げて頭も外に出てきます。あとは手を袖から抜くのは簡単です。自分で脱いだ後のYuは、"できた!"と言わんばかりの笑みを浮かべます。
 要するに、これは普通の大人が脱ぐ服の脱ぎ方に過ぎないんですが、2歳の子供に脱ぎ方を教えるのは、結構難しいということが分りました。いつも自分はどういう風に服を脱いでいるか、結構意識していないものです。
 これでボタンがある服以外は、脱げるようになりました。次はボタンを操れるようになることと、服を着れるようになれば、補助が要らなくなるはずです。