活字と生活

 Yuは本当に本が好きです。絵本を読んでもらうのも好きだし、最近では自分で絵本を読んでいます。読んでいる気になっているといったほうが正確かもしれません。本であれば、絵本でも、雑誌でも、広告でも、何でもOKのようで、Tkの新書をもってきて読むように言ったり、ベビザラスの広告を持ってきて一緒に読もうといったりします。本に自然に親しんでいる様子には頭が下がります。自分のことを振り返ると、子供の頃は本を読んでもらうのは嬉しかったけど、自分で本を読むのは苦痛でしたから。本を読んでいるとなぜか目が疲れるのか涙が出たりして読み続けられなかったのを憶えています。なにかあわなかったのか、やる気がなかったのでしょう。自分で本を読む楽しさよりも苦痛のほうが勝っていて楽しいとは思えなかったのかもしれません。読みたくないのに読まなくてはならない状況におかれることほど苦痛なことはありませんから、今思えばそういう精神的な側面もあったのかもしれません。欲求はあったはずなんですけど。
 そんな私もある時期から活字中毒気味なところがあって、今では何か読んでいるとホッとできます。日本語の小説でも、英語のニュースでも、何でも読もうという気になっているので不思議なものです。読めば読むほど文章というのは面白く、自分で文章を書くのも楽しくなるものです。小説の嗜好も10年前とは大分変わりました。英語の小説は、それほど読んでいませんが、これから楽しもうと思っています。最近は英語のニュースをネットで流し読みするくらいです。
 最近は車に1冊、ラボに1冊、家にもいつでもちょっと時間ができたときに読める本を置いておくようにしています。車には今は置いていませんが、一冊ダッシュボードに入れておけば買い物の待ち時間のときなど便利です。
 子供の頃〜20代前半は漫画も大分読んだのですが、今は漫画がある環境ではないためか、特に興味がわかなくなりました。でもこれも飽きるほど読んだからなのでしょうね。漫画は漫画で面白く、一つの文化だと思いますし、また機会があれば多分読むと思います。自分で描くことはないでしょうけど。
 職業柄、言葉のつづり方を考えながら生きていっているので、やはり文章を読むことは勉強になります。何よりまず楽しんで読めることが大切ですね。私自身はどこかで楽しさを置き忘れて、また最近思い出したようなところがありますから、Yuにも楽しさを見失わずにいてほしいと願って止みません。
 ちなみに楽しさがさっぱりわからないのがゲーム。何の生産性もないように思えるからです。なにぶん自分でその楽しさがわからないので、将来Yuが興味を持ってもあんまり私は嬉しくないかもしれません。自分勝手なものです。