大東流セミナー

 合気道をずっとやってきたTkですが、通っている道場の道場長Vicが大東流の人と交流があるため、月に2回は大東流の有級者が出稽古に来てくれています。色々ためになるのでTkも参加しているのですが、教えてくれているBradは師範クラスではないので、ホンモノを見たことがまだありません。この週末は大東流のNY支部の先生がセミナーをすると言うので言ってきました。私自身は調子が悪く、実際の稽古には参加できず、見学をしに行ってきました。
 大東流のH先生は気を使ってわざわざ技を個別に説明してくれました。いつも参加している大東流の稽古とはやはり違う、本物の崩しを堪能することができました。H先生は大東流合気柔術の4段らしく、NYシティ近郊に道場を持っているとのこと。彼が所属するR会のO先生の話が多く出ていました。大東流といっても色々な派に分かれていて、その中でもR会の技は合気道と比較的似た要素を持っていると認識されているようです。
 H先生は20年近く空手や柔道、柔術合気柔術を稽古し、その後大東流合気柔術のO先生の教えを受けたそうで、今はR会の技を中心に稽古セミナーをしているようです。
 
 日本にいて合気道をやっていたときは特に大東流の稽古に参加したり興味を持ったりすることはほとんどなかったのですが、海外に来て、色々なことに触れる機会をもてるようになったのは面白いものです。こういう経験は肥やしになると信じて楽しんでいます。アメリカ人はそういうことに特にこだわりはないようで、流派や先生が違おうと、面白いものは面白いし、いいものはいい。逆にどこに所属しているのか、どの流派かにこだわることにどんな意味があるの?という感覚の人も結構います。そのためか、合気道だけを長年やってきた人だけでなく、いろんな武道武術を平行して稽古している人もかなりいます。そういう中に入ると、自分が持っているこだわりは捨てて、自然体で触れるようになって行くのがわかります。自分が今まで培ってきたものは隠そうと思ってもでるわけですから、リラックスして物の本質だけみるようすればいいんだと最近思います。