差別に鈍感

 日本のイーモバイルという会社のCMで、サルを大統領候補に見立てて演説させるという映像があるそうで、支持者が"Change"というプラカードをもって声援を送る様子が、まるで主演のサルがアメリカの大統領選のオバマ候補であるかのように連想させるということで苦情が来ているというニュースを読みました。実際昔黒人のことをそういう風に差別していたこともあったとか。

Japan phone company pulls ‘monkey’ ad that hints at Obama – CNN Political Ticker - CNN.com Blogs

私自身はアメリカにいて自分が有色人種ということで差別された覚えはないのですが、やはり潜在的に人種差別に対すしてアメリカ社会が意識しているんだとを日ごろから感じます。ポスターには白、黄、黒色系のすべての人種の人がモデルになっているものが多いし、病院にも、街で見る広告や絵も大抵そういった配慮がされています。人種差別問題がもともとあったから、再びそうならないように細心の注意を払っていることが何気なく生活していても感じられます。そういう感覚から考えると日本は差別に対して鈍感なんだなと言う感を禁じえません。仮にアメリカでこういうCMが流れたら大きな問題になるでしょう。知らないということは罪だと思ったニュースでした。