モチベーション

 明日は小学校の運動会なんですが、天気はよさそうです。今年は二人とも小学生なので、夫婦でのんびり見物することになります。こういうシチュエーションは実は初めて。

 ところで、小学校からの通知を見ると、テントはだめ、日傘もだめだという記述を見つけました。去年の様子からすると、晴れの日だったらかなりの日差しで、日傘くらいさせないと厳しい。前の小学校だと、テントもOKだし、子供たちの席にもタープテントが設置されていたので、今考えればそっちのほうが良かった。まあ、狭い校庭でみんなが日傘やらテントやらを使い始めたら場所もなくなるし見えなくなるだろいうという配慮なんでしょうが、天候によってはサバイバル感が強い運動会になりそうです。

 Yuに運動会練習の様子を聞くと、赤白対抗リレーの練習時に、たとえ勝ってもガッツポーズをしてはいけないんだそうです。負けた相手に配慮して、喜びを示さないように指導されるんだとか。相撲か!と思わず突っ込みたくなりました。小学校で、リレーで勝負していて、勝っても喜んじゃあいけないなんて、罰ゲームのようです。負けた相手を貶めたり、はやし立てるようなことを故意にしたり言ったりするのは良くないと指導するのはありですが、勝負してせっかく勝ったのに喜びを表すことができないようにするのは、どういう発想なんでしょうね。実際、リレーに出てそういう指導をされている子供たちはつまらなくなっているんだそうです。スポーツマンシップを教えることと、モチベーションを下げることは全然違うんだけどなぁ。

 小学校教育、昔とずいぶん変わってきているところもあって、まともになっている面もありますが、先生によって対応が違うこともあって、不思議なことが結構あります。

 教えている相手のモチベーションを上げて、それを維持していくには、ほめることが大事なんだと最近思います。Shunは今ひらがなを習っていて、書写のように毎日ひらがなを書いているんですが、直しが多い。どうも先生は一ミリもお手本からずれてほしくないらしく、きれいなひらがなを書いていないものはことごとく×。ですので日によっては全部直しというケースがあります。ひらがなをきれいに書ければそれがいいのかもしれないけど、Shunのやる気はどんどん下降していき、最近は、もう先生が直してくれたようになぞればいいんじゃないの?と言うくらい。いやいや、そこまで厳密に直さなくてもいいんじゃないかとお父さんは思うわけです。書きたい!という気持ちがあるときにその気持ちをつぶしてどうするの。褒めることなく、×にして返すだけのループに入るとどうなるかというと、毎日字が下手だと言われ続けていることになります。まだ習いはじめの子供の字が汚いかどうかよりも、毎回丁寧に書いているかどうかが大事で、特に1年生のこの時期は毎日書き続けることに意義があると思うんだけどなぁ。褒められて上手になるほうが、けなされて上手になるよりも気持ちがいいに決まってるし、けなされたことっていうのは大人になっても忘れません。

 

 

 

always happy

 Shunは昔からHappy boyなんですが、小学校に入った今も朗らかに過ごしてくれています。Tkが不機嫌だと、寄ってきて”おとうさん、ニッコニコの顔をして”と、満面の笑顔で話しかけてくれるので、思わずニヤッとしてしまうのは、ある種彼の天性の明るさなんでしょうね。今朝も、朝一緒に階段を下りながら、2-3段ずつおりては振り向いて笑いかけ、朝から幸せを振りまいてくれます。何歳になるまでこういう光景を見せてくれるかと思うと、少し切ない気持ちにもなります。

 ただ、マイペースすぎて、話を聞いていないんじゃないかと思うときが結構あるのですが、それも彼のいい面の表れなんでしょうね。なんにしても、子供のやる気とポジティブな気持ちを台無しにするのはたいてい大人ですから、そこだけは気を付けないと。

はまる理由

ためになる。

 

“「本日いらしているお母さんお父さん方は、なんでお子さんがTVゲームに『ハマる』のか、全くわからない方がほとんどだと思います。今日はその辺りについて、TVゲームを作っている側のワタシが、その仕組みについて解説させていただこうかと思っています。なにせ、子供をゲームにハマらせようと、あれこれ知恵を絞っている悪人(笑)というか張本人なワケですから、これ以上に的を射た話はないと思いますよ。それではご静聴よろしくお願い致します。 「まずお話を始める前に、ちょっと皆さんに質問をさせていただきたいと思います。よーく思い出してから答えてくださいね。――昨日、お子さんを『褒めた』という方、いらっしゃいましたら挙手願えますか?それじゃあ、もうちょっと範囲を広げて、今週、お子さんを『褒めた』という方? 「どうやら、あまり多くはないようですね。いや、なんでそんな質問をさせていただいたのかというと、実はここに、子供がゲームにハマる本質があるんですよ。最初っから手の内バラしちゃってますけど(笑)。 「実はTVゲームというのは、遊んでいる人間を『褒める装置』なんです。問題を出して、成功したら褒める。失敗したらペナルティを与える。我々はこれを『ゲーム性』と呼んでいますが、これがまさに、TVゲームという装置の本質なんです。 「誰だって、褒められれば嬉しいですよね? ところが実生活では、褒められる体験というのはあまりにも少ない。お母さん方、お子さんを叱ってばかりいませんか? 『またイタズラばかりして!』とか、『悪い点ばかり取ってきて!』とか。叱る方ばかりが多くなって、褒める方というのはついつい疎かになりがちです。 「でも、ゲームを作っている我々は、なるべく『褒めよう褒めよう』と思いながらゲームを作っているんですよ。毎日褒めたい。毎回褒めたい。出来れば『10秒に1回』、いや『60分の1秒に1回は褒めたい』、そう思いながら、プログラムを作っているんです。さすがに親御さんでも、60分の1秒に1回褒めるのは難しいでしょう(笑)。疲れちゃいますもんね。でもゲームというのはコンピュータですから、疲れずに褒め続けられるんです。 「とは云っても、褒められるだけじゃ飽きちゃいますよね。人間というのは刺激に慣れる習性がありますから、褒められ続けると『またかよ』とウンザリしちゃう。そこで我々は、出来る限り色々な行動に対して褒めようと、手を変え品を変え、色々なバリエーションを用意しているワケです。 「例えばさっき、『またイタズラばかりして!』と云いましたけれど、我々は、同じイタズラでも、創意工夫のある『褒められるべきイタズラ』というものがあると考えてます。大人からしたら、どう見てもイタズラはイタズラで、叱るしかないんですが…というかワタシだって叱りますけど(笑)、でもゲームの中では、創意工夫に対して褒めてあげる。これは、実生活ではあまりないコトですし、だからこそ、子供が惹き付けられるんですね。 「そしてもう一つ、ちゃんと叱ってあげる、というのも重要です。『ちゃんと叱る』というのは、実はすごく難しいコトなんです。子供がハマるよく出来たゲームというものは、ちゃんと叱るのが上手いゲームなんです。ここでは『叱る』と云ってますけど、要は『ペナルティを与える』というコトですか。『なんで失敗したかを理解させながらペナルティを与える』これはとても難しいコトなんですけれど、それが出来れば逆に『褒める』コトも活きてくるワケです。『褒める』と『叱る』とがペアになると、ものすごい威力を発揮しますね。 「ここで注意していただきたいのは、あくまでも『褒める』のがメインだというコトです。よく出来ていないダメなゲームのコトを『クソゲー』なんて云いますが、クソゲーの大部分は、叱るのが下手だったり、褒めてくれなくて叱ってばかりのゲームだったりします。あるいは、絶対に達成出来ないような目標を与えて、全く褒めてくれないゲームなんかもそうですね。子供はクソゲーに見向きもしませんから、やっぱり『褒める』のが重要だというコトです。 「クソゲーと云えば…たくさん褒めてくれるゲームであっても、クソゲーと呼ばれて、子供が見向きもしないモノがあります。それは『ルールがはっきりしない』モノです。褒められたんだけど、なんで褒められたのかわからない、とか、さっきは褒められたのに、今度は褒められなかった、という類のモノですね。子供は不公平に扱われるコトに対しては敏感ですから、こうしたモノは好みません。最近では少なくなってきましたが、昔はこうしたクソゲーがたくさんありました。 「お母さんお父さん方、その日の気分によって叱り方や褒め方を変えてはいませんか? それではまるでクソゲーと一緒で、叱っているコトにも褒めているコトにもなりません。むしろ、子供を混乱させるだけです。そうした態度を取れば取るほど、子供は、良く出来たゲーム、つまり『ちゃんと褒めて、ちゃんと叱ってくれるゲーム』に向かうコトになるでしょう。 「それでは、今日はこの辺にしておきましょう。なんだか、どこかで聞いたような教育論っぽくなってきましたけれど、これは、子供向けゲームを作っているワタシの実感として、同じ結論に達しているというコトです。 「次回は、親御さんが『子供とゲーム』に対してどのような態度を取るべきか、ゲーム制作者としてのワタシの考えを述べさせていただきたいと思います。本日はご静聴ありがとうございました」”

 

六百デザインの「嘘六百」: 時折綴る「子供にゲームをさせよ論」のコト

何を習っていて、何を習っていないかを親が理解すること

 Yuの勉強が5年生になってこれまでと違ってきつつある気がします。4年生までは比較的楽にできていたようですが、5年生になると考えるファクターが増えるようで、この学年あたりで算数や国語が苦手になる子が増えるのかもしれません。

 子供の勉強はTmがほとんどフォローしてるんですが、その様子を見ていてたまに問題を作って解かせてみたりするんですが、ようやくこの段階になって自覚したことがあります。

 子供は習ったこと以上の情報はとりあえず与えないようにしないとオーバーフローすします。5年生ならこれくらいわかるだろうと思って適当に問題を出してはいけません。子供にとってはこれまで習ったことが手元にある知識なわけで、大人がこれくらいわかるだろうという気軽な気持ちで問題を出したりすると、わからない→解けない→自身が喪失→やる気をなくすというサイクルに入りかねません。気を付けないと。

 大事なのは、子供が何を習っていて、何を習っていないかを親が理解することだと思います。それができないのであれば、下手に手は出さないほうがましです。

 教えるときは、相手が何を習っていて、何を習っていないか理解してから、課題を出すことが大事です。

Try and error

 しばらく実験準備でトラブル続きでうまく回っていなかったので、一つ一つ問題を炙り出して解決する作業をしていたのですが、ようやく最近めどがついた感じ。なんとなく先の見えない作業も続けていくとどこかで上向きになるようです。一つ一つ整理されると、視界が徐々に開ける感じがします。

 

Cool JAPAN?

 最近のアメフトの監督からの指示といい、首相案件の証拠隠滅といい、レスリングのハラスメント告発といい、相撲協会の件といい、つくづく日本らしいというか、こんなのばっかりですね。下々に汚い仕事をやらせて、指示した人間はごにょごにょと言葉を濁らせてうやむやになるまで待つパターン。

 個人的にポイントだと思うのは、レフェリー役の人の役割。アメフトの試合でも、レフェリーは何をしていたんだろう?即刻退場と処罰をしなかったんだろうか?首相案件は、検察はなにしてるんでしょうね?

 こういうパターンはどの業界でも、同じようにあるんでしょうかね。いい加減こういう国民性だって自覚したらどうかと思います。

本屋

 本屋が減っていっている感じがしますね。アマゾンの隆盛とともに、ローカルの本屋の収益は減っていっているのは必然かもしれません。形を変えて本屋が存続していってくれるのは助かります。特に田舎に住むほど切実かもしれません。

 

秋田5市に大型書店、続々開店 トヨタ売店に併設

全国で書店が減少する中、20万冊以上をそろえる大型書店が秋田県内5市に続々と開店している。いずれも秋田トヨタ自動車秋田市)の販売店に併設。丸善ジュンク堂書店(東京)と提携して書棚の内容を充実させ、地域文化を支援している。
 大仙市で昨年9月、県内5店舗目となる「ブックスモア大曲店」がオープンした。秋田トヨタ大曲店に併設し、約1300平方メートルに約25万冊を置く。人口約8万2000の市では異例の冊数で「市外から来店するお客さんも多い」(担当者)という。丸善ジュンク堂書店の図書分類や在庫管理のシステムを使う。
 ブックスモアは、秋田トヨタ自動車の親会社のトヨタカローラ青森(青森市)が営む。2011年に秋田トヨタ潟上店(潟上市)に書店を併設したのを皮切りに湯沢、北秋田、大館各市に設けた。今年9月ごろには由利本荘市にも開く。
 トヨタカローラ青森の大柳康司代表取締役(46)は「地域に喜んでもらえる事業として書店を選んだ。『どんなジャンルの本もある』と感じてもらうには20万冊が目安になる」と話す。
 大柳さんは経営学の研究者で専修大教授と二足のわらじを履く。週の半分程度は教壇に立ち、残りは会社経営に当たる。「書店は在庫管理を徹底すればビジネスとして成り立つ。地元に根付き、長く続けたい」と言う。
 同社によると、書店運営は独立採算で、トヨタ自動車などからの資金援助はない。自動車販売店の新規出店や移転時に書店を開いている。
 16年の国の経済センサス活動調査によると、秋田県内の新刊書店数は73で、前回の12年より9減った。

 

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