わかる
これはわかる気がする。昔、バスで椅子に座っていたら、おじいさんに突然大声で怒鳴りつけられてどかされたのは未だに記憶にあります。子供が座っていること自体を否定して、怒鳴りつけて立たされて、結局そのジジイが座るというよくわからない展開に。彼の理論だと、子供が座るとは何事か、どけ、老人こそそこに座るべきということだったようで、そばにいた他の大人も何も言わずにいた気がします。そういうことは子供はずっと覚えているし、周りの大人がどういう対応だったのか忘れません。気が立った老人の扱いは難しいのだろうけど。
女児、大声で叱られPTSDに 祭り主催の市に賠償命令
秋祭りでボランティアスタッフの高齢男性に大声で叱られ、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したとして、当時5歳の女児が、主催者の埼玉県深谷市に約190万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が9日、東京地裁であった。鈴木正紀裁判官は症状との因果関係を認め、約20万円の支払いを同市に命じた。
判決などによると、女児は両親らと2014年11月に同市内であった秋祭りを訪れた。その際、輪投げ会場の受付の机の上にあった景品の駄菓子を手に取ったことを、80代のボランティア男性に大声で叱られた。女児は駆けつけた父親の前で泣き出し、父親と男性が口論するのを見て、4カ月後にPTSDと診断された。
裁判で原告側は、叱られた後、女児が両親から離れるのを怖がったり、画用紙を黒く塗りつぶしたりしたと主張。市側は、暴言はなく、症状との因果関係はない、と訴えていた。
メモ
続きを読むToughness and limit
この地域には全く違うエリアから引っ越してきたので、子供がなじめるか多少不安はあったのですが、YuもShunも様子を見ているとなじめている気がします。引越した年齢がまだなじみやすい年齢だったのかもしれません。5年生6年生になってくると、子供の主張の方法も変わってくるだろうし、子供によっては排他的な考えが強くなるケースもあるでしょうから。子供自身も努力してなじもうとしていたのは確かです。
転職や転勤が多い職種の家庭の子供は、精神的にも肉体的にもタフじゃないと難しいかもしれないと自分の経験からも思います。全く異質な環境の、それも排他的雰囲気を持つエリアに入るのは精神的にも肉体的にも乗り越えなくてはならないことが多いですから。子供には悪いけれど、そういうことを自然と身に着けていってほしいと思っています。
何をしてよくて、何をしてはいけないのか。を学んでいく時期かもしれないけど、同時に、何を他者からされても許せて、どこからが許容してはいけないのかを自分の中で確立してほしいし、踏み込んではいけない境界を越えた場合の対処もキチンとできるようになってほしいと思います。子供時代の問題には、親が見守って、解決の手助けをしますが、自分の境界を見定めていく時期かもしれません。
脱稿
締め切りを延ばしてもらっていた原稿がようやく脱稿。とりあえず第一段階は終わって、次は編集委員とのやり取りです。共同執筆の一部なので、他の執筆者がどう書いているのかと、編集委員がどういう方向にもっていきたいかによって、書き直す部分も出てくるかもしれませんが、取り合えず一区切り。締め切り月間はとりあえず終わりですが、今月は発表が二つあるので、その準備。
自分のプロジェクトの準備をしているのですが、この1‐2か月中に指導し始めないとと思いながら、いろんな兼ね合いでずれ込みつつあります。とはいえ、新しい環境での1年は悪くない。
今日は健康診断。ほとんど流れ作業で身長体重血液検査といって、問診もほとんど形だけですね。すぐに終わるのは助かりますけど。個々の健康診断には医療関係者も来るんだけど、医療関係者が同業者に健康診断を受ける図っていうのはわりに面白いです。見てて。人のことを見るのと自分を見てもらうのはまた別なのかもね。
何週間か前にこの辺も台風の影響で大雨が降ったのですが、一級河川の河川敷が満杯になっていました。巨大な湖から流れてくるあの川です。土手ぎりぎりのところまで水が溜まっているのを見てびっくりしたのですが、あれはもともと大雨の水をためるようにできてるんだそうですね。そう考えると、きちんと機能していたのだと見方を変えてみることができます。関心。
Shunはひらがなをほぼかけるようになりました。我が家でとってるベネッセを一生懸命取り組んで、なぜか”おもいでだから”といいながら一部をノートや紙に書き写しています。そしてそれを保管。一生懸命やるんだけど、その分時間も刻々と経過していくという事態に。それもいいか。弟は、お兄ちゃんの行動を見てコピーするので、Shunもお兄ちゃんが宿題やベネッセをやっている様子を見て、自分もやりたいと思ってやるんでしょうね。
書ける
最近Shunがひらがなをかけるようになっています。かけるし、読める。もうすぐ1年生ですからね。ぼちぼちお手紙のやり取りなどもできるようになるでしょう。たぶん男の子のほうが平均的に女の子よりも字が書けるようになるのは遅いのかもしれませんが、特に心配はしていません。やる気はありますから。
悩む
締め切りぎりぎりいっぱいで頼まれた本の一部を書いてるんですが、結構こういうのは難しい。まんべんなく事実を押さえなくちゃいけないし、他人の物を引用するわけだから気も使います。図をどうするかとか、読者層のことを考えてわかりやすくとか、いろいろ考えているうちに時間だけが過ぎていく。あーなるほどね、物書きの仕事をしている人はそりゃいろいろ悩むわけですね。時には1行2行の文面で悩み続けなきゃいけないし、締め切りはあるしで、完成すればいいんだけど生みの苦しみ的なあれ。
もう少し悩まないといけません。
嘘だらけ
最近、始めてナイラの証言というのを知った。テレビで。あのクェート戦争は仕組まれた嘘に踊らされたアメリカ世論に後押しをされておっぱじめた戦争だったのかと、今更ながら知りました。あー、世の中嘘だらけなのね。
テレビのバラエティー的な番組だったので、ホンマかいなと思ってググってみると、本当らしい。NYTimesのジャーナリストが調べて最終的には証言そのものが嘘だったという結論に達したんですね。
後からわかってみたら嘘に踊らされたってのは、歴史的に見てもかなりあるんですね。日常生活でもおれおれ詐欺的なあれもありますけど。疑ってかかることの大切さがよくわかります。逆に、いかにだますかを考え始めると、騙されていくプロセスを理解できるのかもしれません。騙されないようにしないと。