海岸沿い

f:id:taka_deep_river:20150707165319j:image出張で宮城にきているんですが、仕事の合間に海岸のほうまで行ってきました。まさに津波にのみこまれたエリアで、仙台のすぐ隣。仙台市から海岸までは、ほんの数キロなんですね。ただ、海との間に東部自動車道という道路が南北に走っていて、それが堤防代わりになって津波を止めたんだそうです。それよりも東側、つまり海側では最大で高さが建物の2階の天井まで海水が着たそうです。海岸側には高さが高いビルが小学校くらいしかなくて、小学校の屋上に逃げ込めた人は助かったそうですが、それ以外の逃げられなかった人たちは亡くなったという説明を受けました。

 

市役所の方が来て説明をしてくれるツアーの様な形で小学校の中にも入ってみたんですが、まさに言葉がないとはこのことで、一緒に行った人たちも、説明を受けて涙する場面がありました。海岸には慰霊碑もあって、犠牲者の方の名前が刻まれていました。

 

外にはまだ家があった場所に基礎だけ残っていて、雑草が覆っていました。

 

4年前、アメリカに住んでた時にひたすら流れてくるU-streamビデオにかじりついてみていた光景が今目の前にあるかと思うと、何とも言えない思いでした。私が訪れたところはまだ海岸に高く、長い堤防を作っているだけで、人が住めるような状態でもなく、まだまだ復興には時間がかかるような印象でした。

 

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なかなか現地に行く機会もなかったので、行ってよかったと思いながら観音様に手を合わせてきました。