喝采
最近笑った記事で、こういうのがあります。東京新聞に載っていた記事で、
東京新聞:「名前載せるな」政治家が圧力 反撃社説に名前を28回:国際(TOKYO Web)
リンクが切れるとわからなくなるので、本文をコピペすると、
「名前載せるな」政治家が圧力 反撃社説に名前を28回
【ワシントン=共同】私の名前を許可なく載せたら訴える-。地元政治家に圧力をかけられた米東部メリーランド州の地方紙が、逆にこの政治家の名前を二十八回繰り返す社説を掲載するなど報道の自由を盾に抗戦し、全面降伏に追いこんだ。米主要メディアが八日伝えた。
同州フレデリック郡で公職を務める共和党のカービー・デローター氏は、地元紙フレデリック・ニュースポストに自分のことが書かれたと腹を立て、今後自分の名前を勝手に書いたら訴訟を起こすと宣言した。
デローター氏は選挙で選ばれた公人。同紙は「前代未聞」と反発、六日には名前を伏せて同氏をどう表現するかを真剣に考える社説を掲載した。ユーモアと皮肉が詰まった記事には「カービー・デローター」と連呼する表題を含め、フルネームを二十八回織り込んだ。
この元記事をたどっていくと、ここにたどり着きます。
Kirby Delauter, Kirby Delauter, Kirby Delauter - Politics And Government - Frederick News-Post
今の日本の新聞やマスコミにこういう対応ができるとはとても思えません。むしろ勝手に自粛して、政治的な批判は避けようとしているし。このFrederick News postには喝采を送りたいと思います。それを記事にした東京新聞にも。
この記事は東京新聞で読んで知ったんですが、東京新聞は読んでいて(ネットのみだけど)面白いですね。ここ3,4年チェックしているのですが、全国紙と地方紙を含めてまともで面白い記事を書いている唯一の新聞かもしれません。どういう会社なのか知らなかったのだけど、親会社は中日新聞なんだそうです。紙媒体のほうはどうなってるのか知らないけれど、ネットの記事を読む限り、タブーがなく(少なく?)記事がふれられているように思います。
日本にのジャーナリズムを見ていると、いち読者の視点でも、情報がだいぶフィルターがかかって書かれているのを感じます。マスコミは、まず頭から信じてはいけない。色んな情報ソースをたどって、ようやく納得がいく話が出てきたりします。
自戒を込めて