サッカーのクラブチームもコーチは色々

 ちょっと前にDeNA筒香選手が、少年野球でのコーチングのレベルの低さや選手の為の育成をすることの提言をしていました。

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 いまだに少年野球の世界では、旧態依然とした文化が残っているというは話を今も聞きます。野球チームに子供を参加させるとなると、親のほうも覚悟がいります。送迎、お茶出しなどのボランティアでほぼ週末はとられるようだし、多くの場合母親が負担を強いられるようです。Yuの入っているサッカーチームは、社会人チームの下部組織ということもあって、毎月支払う月謝は必要ですが、親が関与する部分はとても小さいです。あくまで主観ですが、サッカーはJリーグ発足以降、普及活動を熱心にやっていて、下部組織の育成やコーチのレベルアップ、選手が体を壊さないようにケアをする意識があって、いい文化ができてきて異様に感じます。Yuのチームでも座学や体のケアのためのストレッチ講座をやったりしているようです。ところが。。

 週末はYuのサッカーの試合を見に行きました。Yuは残念ながら2週間くらい前の筋肉の炎症が治りかけなので出場機会無し。いくつか試合を見たんですが、他のサッカークラブのコーチの声掛けは様々です。

 関西ならではの”ぼやき”をし続けるコーチもいます。”今のはもっとこうすればええんちゃうかな~、たのんまっせ~”というような独り言をぶつぶつ言っている様子は結構はたから見ていて笑えます。中には、要所要所で活を入れるコーチもいてチームカラーも様々です。

 しかし時々虐待か?と思うような声掛けをし続ける昔の体育会系顧問のようなコーチもいます。”なんで言うたとおりにできヘンネン!”といって試合中の選手をそばに呼び寄せて直立不動で説教をするコーチがいたりします。興味深いのは、そういうチームに限って保護者の出席率(見学率?)は高いし、コーチの罵声にも顔色一つ変えないことです。あんな風に自分の子供が言われていて正常だと思っているのかといつもびっくりしてしまいます。サッカーごときで軍隊のように服従させるコーチは、もう一回コーチングの授業を受けてきてほしいとはたから見ていても思うんですね。指導者はよく調べて、その上で親が選ばないといけません。子供の成長のためにプラスになることをしていきたいと感じた週末でした。