突然の出現

 我が家には、カブトムシとクワガタを大量飼育しているじいちゃんが夏が始まる頃に送ってくれた虫がいます。カブトムシは幼虫から育てて4匹の成虫を飼育していたのですが、暑さとエサ不足で全滅してしまいました。カブトムシは死んだ後に庭に埋めたんですが、カブトムシ用のケースとその中の土は完全に放置して玄関に置いてありました。その隣でクワガタは元気に毎日うごめいています。クワガタの世話といえば定期的なエサ(ゼリー)の交換だけなので、Shunがやっています。ただ、土はずっと同じ土を使っているので、そろそろ交換しないといけない時期のような気がしていました。

 昨日、夕方YuとShunの太鼓練習から帰ってきて、暑いなぁと思いながらつかの間の休息を家で楽しんでいたのですが、ふといい加減にクワガタムシの土を交換しないといけない気がしてきてShunに声を掛けました。昨日は日曜日だったので、明日から仕事ということもあって、土の交換は今してあげないといけないと思ったのです。クワガタの世話はShunとTkでやっているので、一緒にやろうか?と声をかけたわけです。

 

 我が家に残っているフレッシュな土は、バケツに少々残しておいた土と、あとは死んだカブトムシの箱に放置してある土だけなので、その土をクワガタの箱の土にしてあげようと思ったTkは、2-3週間放置していたカブトムシのケースのふたを開けました。

    

 すると、そこにはいないはずのカブトムシの幼虫が一匹います。。。???(パニック)それもかなり大きい。

 

 おかしい、なんで幼虫がいるんだろう?と思いましたが、ひょっとして死んだカブトムシ(オス3匹、メス1匹)が遺児を残したのかもしれません。そうか、幼虫が生まれていたのかーと思って、じゃあ仕方がないからこの世話もしないといけないねーなんて話していました。

 

すると、隣で見ていた子供たちが”おとーさん、ここも動いてるよ!”と叫びます。

 え??と思ってみると、確か他にもぞもぞしてる部分があります。よく見ると、土の上には幼虫が出したであろう小さな豆くらいの大きさのウンコが大量にあります。土だと思っていたけど、よく見りゃ幼虫がかなりの土をウンコに変換してくれていたようで、ケースの中は幼虫のウンコだらけ。

 

これは大変だ、まだ数匹いるかもしれない!と思って、慌てて箱ごと外に出して、とりあえずいる幼虫を出そうということになり、家族総出で出してみました。たぶん、2-3匹の幼虫が出てくる程度だろうと予測していたのですが、実際に手で丁寧に掘り返してみると、出てくる出てくる。釣りで魚群に当たって入れ食い状態になったみたいに、芋虫がうじゃうじゃでてくるるんです。掘っても掘っても、土がもぞもぞとうごめいていて、その下には白っぽい、まるでカールのような形をしたあの、カブトムシの幼虫が一つ、また一つと。

 

結局20匹ですよ、20匹。

 

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 カブトムシの幼虫を、子供のころ見つけると結構うれしかったものですが、もうこれだけの数が同じケースからうじゃうじゃ出てくると、気持ちが悪いとしか言えません。Shunは大喜び。きゃーきゃーいいながら、作業をしていました。

 

 その後、以前バケツに分けておいた土を見てみると、こっちにもウンコがありました。こっちも?と思いながら慎重に掘り返していくと、確かにいました。ケースからは20匹、バケツから3匹追加で見つかり、合計23匹のカブトムシの幼虫が放置していた土の中から見つかりました。

 

 たまっていた大量の幼虫のウンコは、土と仕分けをして、庭の肥料になりました。ケースの中にはウンコの混じっていない土を入れ直し、水を霧吹して湿らせて、23匹の幼虫をもどしました。戻したとたんにもぞもぞと土の中に戻っていきました。

 

やれやれ。

 

 その後、Boys二人に、世話をきちんとするようにTkが指令を出し、今日は楽しそうに幼虫を眺めているそうです。

 

 我が家には確実にメスの成虫1匹しかいませんでしたから、1匹が少なくとも23個の卵を産んだわけです。ネットで見ると20-80個くらいの卵を産むそうですから、この23匹の幼虫が成虫になり、それぞれが20個ずつ卵を産んだら、次の世代はどうなるんだろう。。。とぼうぜんとした気持ちになります。

 

 子供たちが全部やってくれればいいんだけど。。とりあえず、ケースの数と土を追加して、23匹を半分づつくらいに分けて飼うことにします。