どれくらい減れば

 人口がここ10年で初めて減ったそうですね。まだ1%にも満たない減り具合ですけど、これから徐々に減っていくんでしょう。減っていくのはいいのかもしれないけど、下げ止まりが止まらなくなるのは目に見えて今の時点でわかっているわけですが、政府は”少子化対策”大臣を置いたりしてはいるものの、ポーズだけで何の対策も取っていないようにしか見えません。いったいどれくらい減ったら、本腰を入れて対策し始めるか。多分、今から20%くらい減らないと対策は取らないでしょうね。その時には既に後手に回ることになって、さらに人口は減るでしょうね。結果、人口の分布がガクガクして、色んな所にひずみが来るんだろうと想像します。

 大抵の問題は何年も前から警鐘を鳴らされていても、重大事案が起きない限りは政府は動こうとしない、これの繰り返しなんでしょうね。

今の段階で進めるべきなのは、東京に集中している機能を分散させていくことと、地方での教育レベルを上げていくことだろうと思います。地方国公立大学にもっとお金を配分して人を集めて、そのエリアの人が東京に出ていくことなく地元で充実した学生生活を送れるようにはできるはずだし、そこに就職先があればそのエリアがもっと栄えると思うのだけど。あとは何ができるでしょうかね?

 

総人口1億2711万人 初の減少、15年国勢調査

 総務省が26日公表した国勢調査の速報値によると、2015年10月1日時点の外国人を含む日本の総人口は1億2711万47人だった。10年の前回調査から約94万7千人減り、減少率は0・7%。各種統計の基本となる国勢調査で総人口が減ったのは、1920年の調査開始以来、初めて。一方、東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)の人口は、約3613万人で約51万人増加。東京一極集中が続いている。

 総務省は「死亡数が出生数を上回る自然減は毎年20万人程度で推移している。日本に住む外国人は増加しているとみられるが、自然減が大きく上回った」と分析した。