地方で生きる生き方

  アメリカに長い間住んでいた友人で、最近四国に家族で移住した人がいます。急に行先が決まり、あっという間に日本に戻ってきて、新しい環境で生活を始めています。もともとはアメリカで大学院生をして、ポスドクとアカデミアにいた人なんですが、四国で今度は公務員のポジションで教育をするんだとか。それも過疎地に飛び込んで地方をもりあげていくという意気込みで行きました。

 

 案外今は過疎地のほうが面白い環境ができつつあるのかもしれません。これまでやられて来てことに面白みを感じなくなってきた人たちが、飛び込んでいって自由に工夫してアイディアを具現化していくことが、都会にいるよりもできるのかもしれない。逆にそれくらい地方は過疎化していっていて、人が足りないということも言えますが。

 

 往々にして、都会のほうが仕事があったり、チャンスがあったりしますが、私の身近な人と話をすると、別に地方であっても仕事があって生きていくためのインフラが整っていれば田舎に住んでもいいと思っている人はそれなりの数います。私自身も、別に都会に近いところに住んでいたいという強い欲求は無いし、田舎でも楽しいことはあるし、仕事といい人間関係が気付けそうなところであればどこに住んだっていいと思います。

 

 そんな背景を踏まえて、もっと社会のウェイトを地方に置くようにして行ったほうが、いいと思います。とりあえず主要な省庁を東京から地方に移転していって、あとは働き口を増やしていけば、連動して地方が活性化していくのかなと考えたりします。それといい学校があれば。