秋は秋で

 9月に入り、小学校も幼稚園も始まって日々あわただしく過ぎていっている感があります。秋になると涼しくなりましたが、また別な忙しさがありますね。最近知ったのですが、9月は長い休みがあってシルバーウィークというそうですね。そんなものいつの間にできたんだという感じですが、まあ、休みなので仕方がありません。仕事柄、休みがあっても中日に出なくてはいけなかったり、休みだと締め切りのある仕事をやらなくてはいけなかったり、嬉しいことばかりではありませんが、子供たちはとてもうれしいのだと思います。実際、数日休みなので、遠出をしてみようかという話にもなるし、久々に友人と再会したりするチャンスにもなりますから、悪いことばかりではない。

 

 秋はYuの太鼓のイベントがほぼ毎週入ります。特に10月。練習にも熱が入りますから、いい時間を過ごしてほしいものです。最近は、Shunも子供クラスの練習に参加していて、ちょろちょろしていた子が1時間びっちり太鼓の前に立って練習しているのですから大したものです。本人はどれくらいわかってやっているのか不明ですが、楽しそうにしているのでそれだけで御の字です。

 

 Yuは夏休み中取り組んできた曲のお披露目があって、だんだんと質も上がってきているのがわかります。10月にまたイベントで叩く予定のようですが、見ていてひたむきにやっている様子がとても印象的です。

 

 ところで、2学期になってから、Yuの登校班でちょっとした問題が発生。上級生に毎日嫌がらせをされるという案件でした。どうもこの班、この間の3月で6年生が卒業してしまった後になった新班長さんがまだ若い学年なせいか、他の子をコントロールできない様子。さらに悪いことに、ハンチョウさんが率先してYuにイヤガラセをしていることも分かりました。

 Yu自身は嫌がらせはいやだけど、実際ひどく殴られたわけでもないし、肉体的に大した被害がないのでそれほどきつくなっている様子ではありませんでしたが、とても放っておける案件ではないし、これからエスカレートする可能性だって十分にあります。TkとTmでいろいろ考えた結果、Yuから詳細に被害を聞いて、同時に数日間様子を観察してみました。結局、ある朝登校班が集まっているときに家から様子を見ていたのですが、目の前で上級生からYuが明らかな嫌がらせをされたので、すぐに本人たちの前に走っていって直接注意をしに行って、各家庭にも速攻で事実関係と背景と、こちらの対処について連絡。当日の内に親子で謝罪に見えました。

 こういう問題に親がどう対処するのかは、結構難しくて、どこから介入すべきか、どこまでは見守るべきかの判断はつけにくいし、子供からの話をどれくらい掘り下げられるか、簡単ではありません。今回はたまたま目の届くところで明らかな嫌がらせが目の前で起こったので対処できましたが、学校で起こっていることだと直接見に行けないし、直接注意もできません。学年が上がるごとに狡猾になっていくし、だれが嘘をついているのかも見破れなければいけません。

 Yuからは1学期のころから時々嫌なことをされるとの話は聞いていて、Tkが時々登校班について学校まで行ったりしたし、直接その子に注意をしたりもしていましたが、なるべくやさしく、話をしていた経緯があります。今回は直接目にしたのもあってすごい剣幕で注意をしに行ったので、そのギャップに驚いたでしょうね。当人たちは呆然としてこっちを見ていましたから。でもこれくらいやったから、解決したのかなと自分では思います。

 

 今回のことで学んだのは、子供と話をして、事実関係をしっかり固める。証拠を集める。できるなら子供の様子を観察(監視)して、事例を親が確認。厳しく注意するときはその場ですぐに。大人が注意しているのだから、どんなに怒っていても言葉遣いに注意。速攻で加害者の親なり学校の先生なりに詳細を連絡。連絡するときはなるべく客観的な記述で、相手を追い詰めすぎない。こういうことが起こったらなるべく早め早めに親が行動を起こす。放っておくと、解決しにくくなる。

 

 まだ小学校だからこんな程度ですんでいますが、これから学年が上がって、中学生になった時にどうなるのか、考えるだけで嫌になります。人間ですから、どこに行ってもこういうことは起こりますしね。