後だし

 ノーベル賞受賞者の天野さんの研究グループに14億円の予算が付いたんだというニュースがありましたが、( 半導体開発:天野教授らに14億円支援 省エネ原発4基分 - 毎日新聞 )、ノーベル賞受賞者が出るたびに、おんなじような巨額予算がつくような気がするのは気のせいでしょうかね。これだけの予算を取るためには、ノーベル賞級の仕事をしなくてはならなくて、それまでは、まあ頑張ってね、という感じなんでしょうかね。

 文部科学省も、ノーベル賞のお墨付きが出れば、予算をつけやすいんでしょうし、世間的にも許される雰囲気なんでしょうけど、なんか順序が逆というか、短絡的という気がします。もっと穿った見方をすれば、外部で賞を取ったことで初めて評価できるということは、予算を決める委員会が自分の基準で評価することがこれまでできていなかったとも取れます。これから伸びる分野や研究には予算をつければいいだけのことだと思うんだけど。