できれば楽しい

 小学一年生のYu,学校から出る宿題は毎日こなしていますが、それはTmの努力の甲斐といってもいいかもしれません。簡単にできる宿題はすぐやれるのだけど、苦手な宿題は手間がかかります。まずやりたがらない、やる気が出ないときはかんしゃくを起こす。やり始めてもだらだらと時間がかかる。あまり長くかかりすぎると相手にしていられなくなりますが、そうするとまたかんしゃくを起こす。しまいには、”なんで宿題をやらなきゃいけないんだーーーー!!!”と小学1年生とは思えないような発言をします。もちろんかんしゃくを起こしながら。あーたいへん、Tmが。

 まあ、自分の問題なので、おだててやらせる気もないのですが、やればできるのにもったいないと思いながら毎回あの手この手で宿題を終わらせます。ほんと、おかあさんたちは大変です。

 かとおもえば、あっという間に宿題を終わらせられるときもあります。そんな時はその後に楽しいことが控えていて、やる気がMAXの時。そりゃそうですね。あとは、簡単な宿題しか出ていないとき。

 一番時間がかかるときは、新しい種類の宿題や課題が出て、本人が意気消沈して帰ってきたときの宿題なんだそうです。やったことがないから、きっとできない、むずかしい、と思い込んで帰ってくるんでしょうね。でも、少しずつ成功体験を積んでいくと楽勝だとわかるらしく、自信満々になっていきます。この成功体験をどうテンポよくつませるかが問題なんですね。日々悩ましいところでもあり、カギになるところです。自分の子供のころを振り返っても、うまく乗せられて、勉強ができた、と思えたためしがありません。

 得意だと思ったことは、もしくは本人が思い込んだことはあっという間にできるようになるし、苦手だと思ってしまったら、時間がかかります。学校の先生はそんな子供の心境の変化なんて読み取ってくれませんから、身近に接している人間が考えないといけないかもしれません。

 そんなことを最近考えるんですが、Yuは1年生ながら九九を勝手にやっています。まあ、お風呂に九九表がはってあるからなんですが、いつの間にか3の段までは完ぺき。この調子でおだてて、9の段まで一気に言えるようになってほしいものです。あの苦行ともいえる九九の暗記がすんなり終われたら、本人もきっと楽しいでしょう。本来、足し算も掛け算も本質的には一緒ですから、足し算(と引き算)ができてしまえば、理屈が理解できれば掛け算割り算は1年生だってできるはずですね。それをいかに楽しくやる環境を作ってあげるか、それが親の役割、なんでしょうね。