その年その年で

 最近、子供の成長とともに、起こる問題は変わってくることを感じます。

 

 生まれて間もないころは、元気に成長してくれるかを気にしていたし、Kinderにいくときや、日本の幼稚園に入った時は環境になじめるかを気にしていたけれど、小学校に入ると、どんどん吸収してくる新しい知識や新しい言葉に日々驚かされます。

 

 まさか子供に”キモイ”と呼ばれる日が来るとは思わなかったです。最近は何をするにしても”メンドクイ”と言うようになっているし、ちょっとした反抗期かと思うような行動も。まあ、思春期にあるような感じの深刻さはないし、子供自身も言葉の意味があまりわからず使っているようです。どこからそんな言葉を覚えたのか、行動のもとになっている元がなんだったのか、よくTmと話しをするのですが、大抵は学校の友達だったり、登下校が一緒の近所の子供だったりします。友達や学校からはもちろんいい影響も受けているのかもしれないけど、家で目につくのはそういう行動なわけです。ただ、純粋培養してそだったところで、いつかは世間に出て影響を受けるわけですから、日々少しずつ、実際の社会の影響を受けるのは自然なことですから、慣れるしかありません。

 

 子供の行動と、親の希望はいつも綱引きみたいなもので、やっていいこと、言っていいこといけないことの基準値は毎日子供と触れ合う中で確認していかなきゃいけないものですね。子供を注意するときには、今言っていることを親はやっているのかと自問することになりますから、下手なことは言えません。

 

 この間も、選挙特番を見ていてTkが”政治家はキタナイナ”とぼそっとつぶやいてしまったのですが、あとで思えば、ああいう言葉も1週間くらいしたら子供がコピーしてたりするわけで(今のところはまだだけど)、親の日々の言動は子供に直接コピーされかねないのを意識しながら生活しないといけません。特に6歳を越えたら。

 

 二人子供がいると、二人の関係を面白く観察してしまうんですが、お兄ちゃんの行動は意味もなく弟に伝承されるし、弟は加速度的に成長しているような気がします。親よりもむしろ兄に影響を受けやすい。遊びも、趣味も。どのへんで、二人の方向性がはっきり変わってくるのか、見つけるのを楽しみにしています。