太鼓を始める。

 Yuのかねてからの希望だった和太鼓を始めました。地元の和太鼓グループに入って、一緒に練習をさせてもらっています。まだ年長さんなので楽譜がわかるわけでもないので、大人に混じって見よう見まね。モチベーションだけが彼に行動を起こさせています。

 

 先週末がはじめての稽古。見よう見まねでリズムを取り、一生懸命ついていっていました。ちなみに夜のお稽古だったので、TkとShunはお留守番。Tmが連れて行ってくれました。

 

 アメリカにいた時に和太鼓のパフォーマンスを見てからずっとやりたいと思っていたんでしょうね。最近はダンボールで自ら和太鼓を作って、遊んでいましたから、のめりこんで行ったらかなり楽しくなるんじゃないかと期待しています。

 

 帰ってきたTmから聞いたのですが、前回の稽古が終わったときのこと、一緒に稽古をしていた同じ年代の子どもがわざわざ帰り支度をしているTmとYuのところへ近づいてきて、Yuの太鼓のことをこういったそうです。”ちゃんと叩けてなかったね!”と。そんなことを面と向かって言われてYuも唖然。折角がんばってやったのに何でそんなことを言うのかと思ったら、Tmが推測するに、多分その子は親にいつもそう言われているんじゃないかと。親に言われたことを子どもはそのまんま他の人や他の場面にも適用しますから、それは頷けます。Tmは”今日が初めてだから、がんばってやっていたと思うよ”と返したそうなんですが、こういうネガティブなフィードバックを、わが子がこれからコンスタントに周りから受けるのかと思うと沈んだ気持ちになりました。

 

 この場面では随分顕著でしたが、日本にいると、ふとした拍子に受けることばが結構ネガティブフィードバックであることが多い気がします。潜在的にそういう方向に他人の評価をしがちなのを、みんな気づいていないだけのような気がします。そういう文化なのかもしれません。

 

 Yuがサッカーをやりたいといったときに、一度幼稚園から直接通えるサッカークラブの体験をしたことがあったのですが、そのときの指導者の声かけのしかたがひどかった。”バカバカ!そっちじゃない!走れ!”とバカを連発。幼稚園生にサッカーをやらせても思ったとおりに動くはずないのに。挙句の果てに、”走るの苦手だね?走るの苦手??”と返答に困る声かけをしていて、その様子をたまたまTmが見ていて、この指導者じゃ駄目だという話になったことがあります。随分コーチングの下手なインストラクターという印象しか残りませんでした。結局別なサッカースクールを探しました。

 

 ある程度は仕方がないのかもしれないけど、子どもにネガティブフィードバックはあまり掛けたくないものです。親が出来るのは子どもが自分でやりたいと思ったことをサポートすることと、モチベーション維持に協力することでしょうね。幼年時には特に。