いつまで

 アメリカ時代のボスと連絡を久々に取ったら、子供が大学に入って夫婦二人暮らしになったから、郊外から街中に引っ越すんだだと聞きました。確かに、彼の家は郊外にあるサッカーでもできそうな庭付きの豪邸で、もちろん車でないと行けないし、家は大きくて夫婦二人には広い家でした。テラスでBBQもできるし、自宅で大きなパーティーもできそうなくらいの夢のある家だったんですが、子供がもう一緒に住まなくなったときには大きすぎるのかもしれません。歩いてレストランに行ったりバーに行ったりしたいんだそうで、実際その町の一番雰囲気のいい通り沿いに家を買ったんだとか。

 そこまでうまくライフプランをもてないかもしれませんが、子供はいつかは大きくなって家を出るし、その時にどこに住んで、どう生きるのかはそのうち考えないといけないかもしれません。今は子供べったりの生活をしていて、親は一人の時間がほとんど(仕事以外は)ないので想像がつきませんが、子供と過ごせる時期なんてそれほど長くないんだと彼の話を聞いていると感じます。10年前にあった時は彼の子供はまだ小さくて、今の我が家の子供たちの年齢くらいだったんですよね。彼にとってはこの10年はあっという間に過ぎ去った時間だったのでしょう。同じ時間でも過ごし方によって過ぎ去る体感速度は随分違うのでしょうね。

 

 

正月終わり

 年末年始の帰省が終り、ようやく帰宅。大体ここからは9-10時間くらいの運転+2-3時間の休憩が加わって、12時間くらいは移動時間になります。子供たちも慣れたもので、その間のお菓子の分量、遊び道具、リラックスグッズなどを選んで乗車するようになっています。幸いTmがリザーバードライバーとして肝心な個所では変わってくれるので、疲労も最低限に抑えた状態で運転できます。そして翌日からは仕事。というわけでもう正月はおしまい。これから通常運転です。

 

作業

 今月は提出物の採点をひたすらやりつつ、実験をしています。今の時期、たぶん大学の教員は膨大な提出物の採点に追われている人が多いんじゃないでしょうか。Tkも多分に漏れず。締め切りに間に合うように一日にこなす数をある程度決めて、時間を見つけて一気にこなします。採点基準を決めたら、あとはだいたい作業と化していて、あとは集中力が持つように努力をするだけ。未提出の人についてどうしようかと考えつつ、なるべく間に合うようにします。

 

 実験のほうは新しい実験環境をようやく整えて、1年近くいろんなトラブルに見舞われていましたがようやく走り始めています。うまく順調にいけばここから最短でデータをとっていけると思っているので、現状ではいい方向に行っているようです。体と頭が動くうちに、やりたいことをやっていかないと。

 

 

 

 

師走

2018年も師走に入りましたね。今月は仕事でも家でも結構忙しくしています。ようやく仕事が1段階前に進み、少しホッとしつつ、遅れている仕事をCatch upしていかないといけません。子供たちはそれぞれ勉強と習い事を着実にやっているようです。Yuはサッカーへの情熱が若干下がった時期がありましたが最近また上がってきた様子。好きなことであっても上手くいかないときというのはモチベーションが下がりますが、少し辛抱することも大事です。Shunは相変わらず自由人ですが、どうも歌と踊りが好きなようで、いつも何か高らかに歌っています。USAの踊りを真似したり、楽しそうです。

 

クリスマスの準備を徐々にしているのですが、それもようやく終わりつつあります。我が家はクリスマスは家族でお互いにプレゼントし合う習慣があって、子供たちもダイソーにいって限られた予算内で家族へのプレゼントを用意し、親のほうも子供たちへのものを用意します。我が家はゲーム機もなければ漫画もそれほどないし、おもちゃといってもレゴぐらいなので、クリスマスは誕生日以外の唯一日用品以外のものをもらえる日でもあります。親のほうは必要な日用品で少し値のはるものを買う口実になる日でもあります。

 

Yuに最近ハリーポッターのハードカバーを買い与えてみました。もうアマゾンでも1円で取り扱いがありますから、中古なら1冊買っても送料分のお金で手に入ります。しばらく読まずに置いてあったようですが、気づいたら半分以上読み進めていました。学校の図書館から第2巻も借りてきたようで、この冬はハリーポッターを楽しむ休みになるかもしれません。ページ数の多い本をサクッと読めるようになれば、あとはどんな本でも読む力がついていきますから、本を読む機会はなるべく作ってあげたいものです。本人はこち亀とゴルゴ13が読みたいと言っていますが、それはまたの機会に。

 

 

 

造形物

昨日は久しぶりに家族そろって合気道の練習に行きました。午後はのんびり。なんというか、幸せを感じる一日です。ShunとYuはそれぞれ宿題をやってから自由時間があるんですが、Yuは着実になにやら調べ物をしながら自主学習課題の宿題をやっていました。最近算数で割合の計算を習ったようで、都道府県別の人口と面積、人口密度が載っているWebサイトを探して、調べ物をしていていたようです。昔だったら、図書館に行って調べるようなことでも、自宅で小学生が調べ物をできる時代です。簡単になったものだ、と言いたいところですが、最後はノートに手書きで写していたので、図書館まで移動する時間が短縮されただけなのかもしれません。今の時代はネットで調べ物をする能力は最低限ないと生きていけませんから、こういうことも大事です。

 Shunはというと、なぜか発泡スチロールをバラバラにして、削ったり細切れにしたりして、ノリではっつけてよくわからない造形物をひたすら作っていました。部屋を発泡スチロールだらけにしているShunをぼうぜんと眺めるTkとTm。いつになったら宿題をやるのかと思ってみていましたが、晩御飯前まで結局ひたすら作っていました。結果、見た目に結構面白いものが多数完成。彼なりになにかの意味があるようです。

 その後Tkが車の車庫証明のシールを張り替える作業を始めたら子供たちもわらわらと手伝いに来てくれ、あっという間に完了。Shunはどうやらその作業が始まるのを待っていたようで(本人談)、作業が終るとそれを日記に書いていました。週末は日報のような宿題が出るようで、それに書くネタを待っていたということだったようです。最近ひらがな、カタカナ、多少の漢字が書けるようになってきたので、書き始めたら止まりません。ちなみに、本も意欲的に読んでいて、最近は「エルマーの冒険」という本が好きで寝る前に読んであげています。自分でも一生懸命読もうとしていて、健気です。読みたいという欲求がふつふつと湧き出ている時期ですから、がっつり本を与えなくてはなりません。はい。

古墳?

 Tkの祖母(いっちゃん)が亡くなってしばらくたつのですが、6歳のShunはひいばあちゃんのことを鮮明に覚えているのか、葬式のことが印象的だったのか、亡くなってからしばらく「ほらそこにいっちゃんがいるよ」、とか「いっちゃんが喋っている」というようなことを言うようになりました。マジ?とはじめは驚きましたが、そういう多感な時期なのか、想像力が豊かなのかなとおもっています。とりあえずいっちゃん以外のものが何か見えるわけでもないようなので、霊感系の話ではありません。

 最近はそういうことを言わなくなりましたが、何を思ったのか段ボールでお墓を製作して家に鎮座しています。どうもこれは仏壇の代わりのようです。一つ作った後にまた一つ製作して、今大小合わせて合計二つ。面白いことをするなぁと感心していたのですが、数週間前に庭にある元砂場のエリアを使って何やら熱心に遊んでいました。できたのは、砂場にいろんなものを配置したオブジェ。何かと聞くと、いっちゃんのお墓なんだそうです。もはや墓というよりも古墳に近い。その古墳にお祈りして、これでいっちゃんもうれしいでしょ。と。

 別にうちは何かの宗教をやってるわけでも、信心深いわけでもないんですが、いまはShunはそういうことがやりたい時期なんだろうと思って見守っています。見ていると視点も面白いし、観察力もあって感心します。ただ、こうして文に起こすと結構怪しい話にも読めますね。いたって楽しい話なんですけど。

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